宝永二ツ宝丁銀の基本情報
| 項目 | 内容 | |---|---| | 鋳造年 | 宝永3年(1706年) | | 銀品位 | 50% | | 極印 | 「宝」の字が2つ打たれることから二ツ宝と呼ばれます | | 形状 | なまこ形の秤量銀貨 | 元禄丁銀(64%)に続く引き下げで、宝永期で最初に鋳造された丁銀です。 銀品位の出典: 日本銀行金融研究所 貨幣博物館 常設展示図録 https://www.imes.boj.or.jp/cm/collection/tenjizuroku/mod/book/pageindices/index49.html
宝永期の丁銀4種における位置づけ
宝永期の丁銀は、宝永3年(1706年)から正徳元年(1711年)までのわずか5年間に4種が発行され、銀品位が段階的に引き下げられました。 | 名称 | 鋳造年 | 銀品位 | |---|---|---| | 宝永二ツ宝丁銀 | 宝永3年(1706年) | 50% | | 宝永永字丁銀 | 宝永7年(1710年) | 40% | | 宝永三ツ宝丁銀 | 宝永7年(1710年) | 32% | | 宝永四ツ宝丁銀 | 正徳元年(1711年) | 20% | 本ページで扱う宝永二ツ宝丁銀は銀品位50%です。ほかは宝永永字丁銀(40%)、宝永三ツ宝丁銀(32%)、宝永四ツ宝丁銀(20%)となっており、「宝永丁銀」と一括りにすると品位を取り違えます。 全体の経緯は宝永丁銀(総論)をご覧ください。
見分け方と注意点
「宝」の字が2つ打たれることから二ツ宝と呼ばれます。宝永期の丁銀はいずれも「なまこ形」で外観が似ており、極印を確認しないと種別を判定できません。 銀品位が低いほど銅の比率が上がるため、表面はより暗い色調になり、経年で黒ずみや緑青が生じやすくなります。ただし保管環境による変化も大きいため、色調だけで種別を断定することはできません。 秤量銀貨は規格が一定でなく個体差が前提のため、重量からの判定も困難です。真贋の一次確認については偽物の見分け方をご覧ください。
相場について
当サイトが収集しているフリマ・ネットオークションの落札データには、宝永二ツ宝丁銀として特定できる取引がありません。そのため、具体的な価格帯を示せる根拠が現時点でありません。 集計対象・除外条件は相場データの算出方法に公開しています。実勢は専門の古銭商にお問い合わせください。
