メインコンテンツへスキップ
一点堂
ITTENDO

COIN HISTORY TIMELINE

古銭の歴史年表

708年の和同開珎から戦後の通貨改革まで、日本の貨幣はおよそ1300年の歴史を刻んできました。 各時代の節目をたどり、対応する古銭の解説記事へと辿れます。

カテゴリ別の色分け

  • 古銭総称・紙幣など
  • 金貨大判・小判・近代金貨
  • 銀貨丁銀・計数銀貨
  • 銅貨皇朝銭・寛永通宝など
  1. 古代飛鳥〜平安時代

    律令国家が中国にならい貨幣鋳造を開始。皇朝銭の品位低下とともに国産鋳造は途絶える。

  2. 683年頃飛鳥時代銅貨

    富本銭の鋳造

    和同開珎に先立つ最古の鋳造銭貨とされる銅銭(銅・アンチモン合金)。天武朝の飛鳥池工房で造られた。実用通貨か厭勝銭かは研究上の論点で、それ以前には無文銀銭の使用も確認されている(図録・松村2005)。

    関連記事「富本銭」を読む
  3. 708年奈良時代古銭

    和同開珎の発行

    元号「和銅」を冠し、国家が全国流通を目指して発行した最初の銭貨(図録)。銅銭と銀銭の二種が発行され、銀銭は710年に使用が禁じられた。

    関連記事「和同開珎」を読む
  4. 708〜958年奈良〜平安時代銅貨

    皇朝十二銭

    和同開珎(708年)から乾元大宝(958年)まで、朝廷が発行した12種の銅銭の総称(図録)。改鋳のたびに品位が低下し、以後国産銭の鋳造そのものが途絶えた。

    関連記事「皇朝十二銭」を読む
  5. 中世鎌倉〜戦国時代

    国内鋳造が途絶え、流通は中国からの渡来銭が担った。私鋳銭の横行と撰銭が社会問題に。

  6. 1300年代頃鎌倉〜室町時代銅貨

    渡来銭の時代

    国内鋳造が絶えた中世、流通を担ったのは宋銭・明銭などの中国渡来銭。日明貿易でもたらされた永楽通宝は戦国武将の旗印にも用いられた。

    関連記事「永楽通宝」を読む
  7. 近世江戸時代

    金・銀・銭の三貨制度が確立。度重なる改鋳が幕府財政と物価を揺らし続けた。

  8. 16世紀後半安土桃山時代金貨

    天正大判金

    豊臣秀吉が後藤家に命じて鋳造させた最大級の金貨(図録: 品位70〜76%・約165g。単一の鋳造年は図録に記載がない)。通貨というより恩賞・贈答用の威信財であった。

    関連記事「天正大判金」を読む
  9. 1601年江戸初期金貨

    慶長金銀と三貨制度

    徳川家康が発行した慶長小判・慶長丁銀。金・銀・銭の「三貨制度」の出発点となり、全国統一通貨の基礎が築かれた。

    関連記事「慶長小判」を読む
  10. 寛永期江戸前期銅貨

    寛永通宝の発行

    幕府公鋳の銅銭(初鋳は寛永13年=1636年とされる。典拠確認中)。発行は寛永年間の後も幕末まで続き、日本史上もっとも長く・大量に流通した銭貨となった(図録)。

    関連記事「寛永通宝の世界」を読む
  11. 1695年元禄期金貨

    元禄の改鋳

    勘定奉行・荻原重秀の主導で金品位を大きく下げた改鋳。幕府は出目(改鋳差益)を得たが、貨幣の信認低下とインフレを招いた。

    関連記事「元禄小判」を読む
  12. 1714年正徳・享保期金貨

    正徳・享保の改鋳

    新井白石の建議により慶長金銀と同品位への復帰を図った改鋳。良貨政策の象徴だが、通貨収縮(デフレ)の副作用も生んだ。

    関連記事「享保小判」を読む
  13. 1772年明和期銀貨

    南鐐二朱銀

    重さを量らず枚数で使える金貨単位の計数銀貨(明和9年=1772年・品位98%。図録・日本貨幣史)。明和五匁銀(1765年)に続く試みで、秤量銀貨が主流だった銀の世界に額面制を持ち込んだ。

    関連記事「南鐐二朱銀」を読む
  14. 1835年天保期銅貨

    天保通宝の発行

    100文として通用した楕円形の銅銭。額面と素材価値の乖離が大きく、幕末の貨幣秩序の動揺を象徴する一枚となった。

    関連記事「天保通宝」を読む
  15. 1859年幕末金貨

    安政小判と金流出

    開国に伴う金銀比価の内外差から大量の金貨が海外へ流出。これを抑えるため小型化された小判で、幕末の通貨危機を物語る。

    関連記事「安政小判」を読む
  16. 1860年幕末金貨

    万延の改鋳

    金流出対策として品位・量目を大幅に下げた万延小判。江戸時代最後の小判であり、近世金貨の終着点となった。

    関連記事「万延小判」を読む
  17. 近代明治〜昭和

    「円」が誕生し、十進法と金本位制へ移行。戦後の通貨改革を経て現行制度に至る。

  18. 1868年明治元年古銭

    太政官札

    明治新政府が発行した「両」建ての政府紙幣。藩札などとともに1879年までに新紙幣および小額貨幣と引替えられた(図録)。

    関連記事「太政官札」を読む
  19. 1871年明治4年金貨

    新貨条例 ―「円」の誕生

    両・分・朱の四進法を廃し、十進法の「円・銭・厘」を制定。旧1円金貨が発行され、近代日本の通貨単位「円」が誕生した。

    関連記事「旧1円金貨」を読む
  20. 1870年代明治前期銀貨

    竜1円銀貨

    アジア交易での決済を担った貿易用の大型銀貨。竜図のデザインで知られ、海外コレクターからの人気も高い。

    関連記事「竜1円銀貨」を読む
  21. 1897年明治30年金貨

    貨幣法と金本位制

    日清戦争の賠償金を準備に金本位制へ移行(金0.75g=1円)。本位金貨は20円・10円・5円の3種で、新貨条例系の旧金貨は額面の2倍で通用することとされた(貨幣法第6条・図録)。

    関連記事「新20円金貨」を読む
  22. 1946〜1949年昭和20年代銅貨

    新円切替と戦後の貨幣

    戦後の激しいインフレ下で新円切替と預金封鎖が実施。素材難から臨時補助貨幣などの異色コインが生まれ、現行の貨幣制度へと移行した。

    関連記事「昭和20年代の臨時補助貨」を読む